よみにくだり
出張途中の電車の中でうとうとしていたら、ふとひとつのことばが頭に浮かんだ。何であるかというと、使徒信条の一節である「よみにくだり」という部分である。英語で言うと”he descended into hell”という箇所である。主語の”he”(彼)とは、すなわち前後の文脈から明らかなように、イエス・キリストのことである。つまり「イエス・キリストがよみにくだった」というような文章が、ぽっと頭に浮かんだのである。妙な映像が頭の中で再生されながら、このことばが出てきたのだから、まぁ、インパクトはでかい。
ちなみに使徒信条(=Apostles’ Creed)というのは、クリスチャンであれば誰でも知っていることであろうが、そうでない方々のためにひとことで説明すると、キリスト教の基本的な信仰を文章に表わしたものである。基本中の基本なので、カトリックとプロテスタントでもその内容は同一であるし、プロテスタントも色々な教派に分かれているが、使徒信条はやはり同じ内容である。極端な話、キリスト教と言いながら、使徒信条を受け入れていなければ、怪しい新興宗教と思って間違いないだろう。その起源は西暦390年までさかのぼるらしが、細かいこと置いておくとしよう。
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