カテゴリー : 2008年の作品

終わりよければ…

昨年の世相を表す漢字として選ばれたのは「偽」であった。その理由については、今さら私が説明するまでもないだろう。それにしても、1995年に始まって以来、その年を表す漢字として選ばれる字は、どうも否定的な意味合いをもったものが多い。もっともすべてがすべてそうというわけでもない。たとえば、2005年は「愛」という字が選ばれた。しかし思い出して見ると、折しも2005年は「愛知」で「愛・地球博」が開かれた年だった。それが原因であったのだろうかと、勘ぐってしまう。そうなると、博覧会が開かれたということを除いては、他に良いことがあまりなかった年だったのだろうかなどと考えてしまう。私のように冷めた人間からしてみれば、一体全体博覧会のどこが嬉しいことなのだろうかなどと思ってしまう。しかし、そんな過去のことを考えてもしようがない。

要するに、近年、人々に印象を与え心に刻み込まれるような明るい話題がないということなのであろう。
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