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神の御国は近づく

今年も残すところあとわずかである。ついこの前、新年を迎えたかと思いきや、もう十二月も最後の週である。何とも不思議なことであるが、一日は同じ24時間しかないはずなのに、一年また一年と歳を重ねるにつれて、短くなっているような気がする。いや、短くなっているのではなくて、時間の進み方が徐々に速まっていると言うべきであろうか。いつまでも若いと思っていても、鏡に映る自分の姿を見たり、近くのものが見えにくくなったり、頭皮にかさぶたのようなものができて皮膚科に見てもらったら「残念ですが、老人性イボですね」と苦笑いされたり、本人が思っている(期待している?願っている?)ほどに若くないというのが、私に突きつけられた現実なのである。気持ちの上では、今でも「青年」な気がしなくもないが、それはもしかしたら、まだまだ人として未熟だということの現れなのかもしれない。であるとすれば、私はただただ無駄に歳を重ねているだけなのだろうか。だとしたら、それは残念なことだ。

それにしても、どれほど後悔していようと、どれだけ満足していようと、この一年もあと数日で終わってしまう。世の中としては、今年は今までとは違った、一年であったろう。しかし世の中は世の中、私は私ということで、自らの一年を振り返ってみて、果たして何か成し遂げたであろうかと考えると、あまりめぼしいものが思い浮かばない。一日一日をただなんとはなしに過ごしているうちに、あっと言う間に一年が過ぎ去ってしまったかのようだ。

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