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大きいのは神か、それとも宇宙か

神がなさった良いこと。今ひとつは、人に知恵を与えてくださっていること。

いや、変な誤解をされたり、妙な期待をされたら困るので、念のために言っておくが、神が私に知恵を授けたからといって、私が天才になったとか、頭が良くなったとか、そういうことではない。実に残念なことではあるが。まぁ、考えてもみれば、もし本気で賢くなりたいと願うなら、これは神にすがるだけでは十分ではないだろうし、それなりに努力もしないといけないのだろうと思う。確かに神は良いお方であり、求める人々には惜しむことなく与えてくださることに疑いはないのだが、だからと言って人を甘やかすようなこともされないだろう。

さて賢くなったわけではないから、私にはまだまだ分からないことが多い。例えばの話をしよう。じめじめとしたちょうど今くらいの時期は空気が霞がかっているためか、仮に雲一つなく夜空が晴れ渡っていたとしても、星を見たとしてそれはわずかであろう。ましてや、私の住むところは高い山の上でもなければ、街の灯りから遠く離れた自然の中でもないから、なおさらである。ところでまだ空気が乾いて澄んでいた時期、横浜よりは標高もあり、街の灯りも微かな栃木の小さな街に出張で滞在していた頃、晴れた夜空を見上げたら、横浜で見えるよりも多くの星を見ることができた。さて、そこで私の頭にはこのようなことが思い浮かんだ。我々の住む地球の属する銀河系には一千億以上の恒星があり、観測可能な宇宙にはそれと同じくらいの銀河があるという。もはや私の頭では理解できない規模であり、想像すら及ばない。ただ宇宙の大きさに圧倒されるのである。
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鏡を見たならば

私は朝に弱い。家族の中でも私が一番遅くに起きる。もっとも、寝るのも一番遅いから仕方がないのかもしれないが。たまに朝の四時くらいに目を覚ましてしまうこともあるが、それはごく希である。そのように、日が昇ってから間もない刻限に目を覚ましてしまうと、何やら時間が勿体ないと思えてしまい、いっそのこと始発に乗って仕事にでも行こうか、と考えることもあるのだが、朝ご飯の係がまだ夢の中だから、それもできない。自分で何かを用意するとか、途中で何かを調達するとかでもいいのだろうが、どうもそこまでする気も起きないのである。

さて、朝に弱い私であるから、あまり朝の支度に時間を掛けたくないというのが正直なところだ。私が髪を伸ばすのも、反対に短く刈るのも、その理由はそこにあると言えよう。そして私が一番苦手とするのは、髭剃りである。週末とか休日とか、特に外出するというのでもなければ、手入れなどしない。文字通りの無精ひげそのままである。髭が濃ければ、ある程度伸ばしても格好がつくのだろうが、私が伸ばしてもみっともない以外の何ものでもない。あぁ、髭を伸ばせる人が羨ましい。そんなわけだから、私は前日に髭を剃るようにしていたのである。だが、それはそれで問題があった。なんと言っても、疲れて帰ってきて、風呂に入って髭を剃るという行為が面倒になるのだ。だから髭を剃るのが、いつの間にやら二日に一回とかになる。しかも、前の日に剃っても、翌朝には少しずつ伸びてきているのだ。ましてや、二日目の朝となると、どうにもみっともない。朝に剃れば、すっきりして良いのは分かっているのだが……そうだ、電気シェーバーを買えばいいんだ!カミソリの替刃とさほど変わらぬ値段で買えるのだから試す価値はあるだろう。
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