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神に問う

今まで一年半近く掛けてルカの福音を読んできたが、まだ半分以上も残っている。先は長そうだ。しかし今まで読んできたところから、イエス・キリストについていくらか知ることができよう。彼に関する事実をいくつか挙げてみるとしよう。病に苦しむ人々を癒やしたということ。悪い霊に憑かれた人々を解放したということ。彼の話を聞くために集まった数千の群衆の空腹をわずかなパンと魚で満たしたこと。神の国の訪れという良き知らせを人々に伝えていたということ。そして、彼の身近な弟子たちと信徒たちに、神の権威によって同じような奇跡を行うことを認めたこと。そしてまた、イエスの行いやことばに影響された多くの人々が彼に従っていたのも事実である。しかし、いつの時代でも、どこの場所でもそうであるように、善人が誰からも慕われて敬われるかといえば、そういうわけでもない。これも世の常というものなのだろう。

それにしても、なぜそうなのだろうか。色々な理由を考えられそうだ。もしかしたら、世間のその人への評判や評価に対して、羨んでいるからなのかもしれない。なぜ自分は、その人ほどに認められないのかと。それとも、その人に対する疑いの念を抱いているのかもしれない。あの人は善いことをしているように見受けられるが、腹の中では何を考えているのか知れたものではないと。また、単純に考え方の違いから認めることができないこともあるだろう。自分の食事も持たずに集まった群衆に無料で食べ物を配るなどして、思慮の足りない人々をなぜ甘やかしてしまうのかと。ひょっとしたら、ただ天の邪鬼なだけで、人が良いということに反感を抱いてしまうだけなのかもしれない。
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